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Case Japan



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１３日目：１１月３日　月曜日
広島、香住




  Japan Sea by Kasumi
それは東京に戻る前に訪れる最後の場所でした。私は日本海寄りの小さな漁村に立ち寄ることに決めました。香住は人口およそ１３０００人、京都の北西に位置します。何度か電車を乗り継ぎして、お昼ごろ香住に到着しました。すこし歩くと民宿に着き、それはいかにもという日本式の民宿でした。

扉に立っていた女性は、私がここが民宿いしだかどうか聞くとしばらく困惑していました。彼女は「そうです」と言うと、２、３秒後に、私が予約をとっているフィンランド人で、宿を探しているに違いないと気付いたようでした。民宿は部屋がいくつかある小さな場所で、明らかに石田家による家族経営という風体でし た。

荷物を部屋において、私は散歩に出かけることにしました。岸は１０分くらいのところにあり、すぐ海に着くことができました。風がかなり強かったので波が海岸に打ち寄せていました。防波堤をしばらく歩いて終点にある灯台を見に行きました。

防波堤から近くの丘のてっぺんに続く道を歩きました。途中で幼稚園があり、子供たちが大勢外で遊んでいました。通り過ぎると、私が外国人だと気づいて「ハロー」と叫んでくる子供もいました。私が日本語で「こんにちは」と返事をすると、子供たちはとても興奮して、全員が道路の脇に走ってきて、こっちに向かっ て「ハロー」や「こんにちは」を何回も叫んでいました。子供と私、どっちが面白がっていたのか分かりません。

２、３時間歩いて、民宿の方に戻り始めました。ある住宅地で私はかなり強いWi-Fiエリアを見つけたので、携帯からスカイプにつなぎました。携帯で話しているとき、隣接の建物の窓から、誰かが２、３回私をチェックしていることに気付きました。何分かしてから女性が私のところにしゃべりにやって来ました。明らかに彼女は、こんな小さな漁村の真ん中で外人が携帯を打って何をしているのか興味 津津というふうでした。多分２０分くらいおしゃべりしたでしょうか、そして私は民宿の方へ続けて足を進めました。

私はその日ラーメンが食べたい気分だったので、民宿でラーメン屋さんの行き方を聞きました。彼らはとても近にある店を紹介してくれたので、歩いて行ってみました。豚肉入りのおいしいラーメンを食べました。もう時間も遅かったので、民宿に戻りお風呂でゆっくりして、しばらくテレビを見たあと床に就く時間とな りました。