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１１日目　１１月１日　土曜日
京都・姫路・広島




  Himeji castle
今までの土曜日の予定は広島に行くことでした。私は少し疲れ気味で姫路城に寄るかどうか、ためらっていました。予報では天気は良さそうで、お城がきれいに見えるはずだと思ったので早起きすることにして特急に乗り、広島に行く前に姫路城に立ち寄ることにしました。暗くなる前に広島もゆっくり見たかったので、 残念なことに早起きして朝早い電車をつかまえなくてはなりませんでした。京都までは普通電車で行き、新幹線に乗り換えました。

かなり早く姫路駅に着きました。出歩くため持ちきれない荷物を駅のコインロッカーに預けて、カメラを持っていきました。すでに駅から１キロ先にお城が見えます。開館時間ぴったりに到着したので、人はほとんどいませんでした。お城はすばらしい景観で、少し外を歩き回ってから、城の内部に入りました。中では城 の頂上まで登ることができます。階段がありますが、かなり急でまるで山登りのようです。内部はあまり魅力的なものではなく、古い道具や武具、防具などがありました。私は上の階にのぼり、しばらく景色を鑑賞して下に戻りました。近くの他の建物もざっと見学してから駅に歩いて戻りました。ラッキーなことに次の特急がちょ うど来たので、私は飛び乗り広島へむかいました。

広島で滞在するホテルはほぼ駅というくらい駅から近かったので、広島に到着してからホテルに着くまでたったの５分でした。私は素早く部屋に荷物を置いて出かけました。駅から原爆に持ちこたえたという原爆ドームに向かうバスに乗りました。ドームにまつわる話はとても興味深いものです。原爆投下地点はドームか ら約１００メートルで爆弾は地上５００メートルを破壊し、ドームのほぼ真上を爆風が直撃したというのに、ドームは原爆の突風圧力に耐えたのです。

原爆ドームの近くでバスを降り、商店街を歩いて通り抜けました。ドームに近づくと、非常に多くの人がいました。ドームは平和記念公園からちょうど川へだてに位置していて、ここも観光客に人気の場所です。公園にはたくさんの記念碑があり、全部で１０から１５はあるでしょう。これらのことから、原爆ドームは最 もこれまでで印象的な場所でした。このあたり直径３キロメートルを完全に破壊した爆発でも、この建物だけは破壊できなかったのです。

ドームを散策したのち、私は平和記念公園を歩いて回りました。そこにはたくさんの記念碑があちらこちらにありました。もちろん人の心を動かすものではありますが、ここまでたくさん必要でしょうか？１０の記念碑をつくることが平和をもたらすことにはならないのではないでしょうか。公園を歩いて、買い物エリア に戻りました。現金が不足していることに気づいて、ATMに立ち寄りました。そこで私は、前々から言われていたあることを思い出しました。それは多くのATMが海外のVISAカードを受け付けていないということです。ATMにはVISAマークがありますが、ならばVISAカードが使えるべきなのに日本ではほとんどのATMにVISAのマークの下に小さく「日本のVISAのみ適用」と書いてあるだけです。


  A Bomb Dome
天気は最高だったので、歩き回るのは苦ではありませんでした。しかし何キロか歩いたあと、ATMを何か所も回って、次第に心配になってきました。立ち止まってガイドブックを開くと、私は近くに国際ATMがあるのを見つけました。銀行は平和記念公園の隣だったので、歩いて戻らなくてはなりませんでした。銀行にはいくつかATMがあって、ATMを観察しているとき、国内カード限定以外のATMを見つけることができませんでした。警備員がのぞいてきたので、どの機械が国際ATMなのかをたずねたところ、返答する代わりに中にいる職員に向かって私を指さしました。私はもう一度聞いてみると、彼女が言うには私のカードはここのATMでは使えないとのことで、１００メートル先の別の銀行を教えてくれました。そうしてようやく現金を獲得したのでした。

お金も持っているし夜も近づいているので、私はお好み焼きを食べに行くことにしました。お好み焼きは地方料理だと聞いていたのですが、お好み焼きはどこでも食べられるし、とくに広島ではぜひ食べるべきでしょう。お好み焼きがどんなものかを説明するのはむずかしいです。見た目はピザのようなものですが、パン 生地の代わりに野菜や麺を用います。面白そうでしょう？実際私はアメリカで一度食べました。ワシントン州はベルビューの秋祭りでです。 それは私の好きなものではありませんでしたが、広島に行ったら食べるべきだと言われていたので、私は広島にお好み焼きを食べに行ったのでした。

いつもの通り、観光客エリアで食事をとりたくなかったので、中心地から２、３キロ離れた所まで歩いて、お好み焼きの店を探し始めました。私は何カ所か立ち止まって、メニューを読んでみました。困ったことに、お好み焼きをどう漢字で書くのかがわからなかったので、その店にお好み焼きが置いてあるかを見極める のに時間がかかりました。少しして、地元の女性が店を通りすぎたので、彼女にお好み焼きが置いてあるかをたずねてみました。彼女がいうにはそこはバーなのでごはんを食べるところではないらしく、素晴らしいことに私をお好み焼き専門のお店まで連れて行ってくれました。今回はアメリカのに比べておいしかったですが、それ でも好きにはなれません。野菜が多すぎる。食後は電車にのって駅に戻り、ホテルにて就寝となりました。